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英語勉強法
0.序、ご留意点
この文章は今までの指導法をまとめたものです。私も日々向上、進歩してますので、半年後はまったく違う手法を取っている可能性もあります。日々、忙しい中ですが、随時改定して行きます。
全体戦略
受験英語は特殊なジャンルで実用英語とはまったく違うことを心得るべきだ。つまり、英会話学校の英語ではない。
単語熟語の語彙力、文法力、構文把握力、長文力の順にしっかりつけていばよい。英作やヒアリング力は構文把握力がしっかりついた後か、並行していけばよい。各高校のカリキュラムを見るとすべてごちゃ混ぜにして同時並行にして、時間をかけ過ぎる傾向が目に余る。しっかり段階をへれば効率よく済む教科で、他の教科に時間をさけるのにもったないことをしている。
中学の英文法の知識がしっかりしていれば、相当な確率で東大レベル英語まで解けるようになる。最高峰の早慶はもうひとつ山を越えなければならないのだが。 以下、時系列ではなく、テーマ毎に記す。それと、いかに短時間で受験英語を突破できるかを主眼とする。
①単語熟語力、語彙力
単語熟語の語彙力をどうつけるか。これには王道はない。市販単語集を覚えるか、日々でてくる単語を自作単語帳をつくるか、のニ方法があると思うが、両方やるべきだろう。
ただ、語源や派生語を覚えるとよい。私の高校時代、英語の先生に感謝しているのが、ひたすら1,2年で派生語を授業でしっかり説明授業を受けたことだった。これが受験では役にたった。接頭語、接尾語、動詞形、名詞形、形容詞形、副詞形、同意語、反意語をを授業の半分を使って叩き込まれた。
すると、そのうちわからない単語がでてきてもなんとなく意味がわかるのである。難関大受験長文になると不明な単語が必ずでてくるが、文脈とこのセンスでわかるのである。これは読解する上で大きい。長文問題に不明単語が数個はあると受験場の緊張感ではあせってしまって日頃の力が出せないことが多い。
今はそういう志の高い先生はいないだろうから、試験にでてくる英単語で自学するしかないだろう。是非、参考にされたい。
また、受験単語集を実施するときは、1番隊、2番隊、3番隊を出動させる。
まずは忘却曲線を考えてもらいたい。たとえば、ある日に単語100覚えたとしよう。何も復習しなければ、翌日は50%、7日後は20%しか覚えていないのである。だから、まず単語集をやるときは、まずははじめから進める。これを1番隊としよう。1番隊が半分に来たら、最初からやる2番隊を最初からやる。やる時間は平等である。そして、1番隊が全体の3/4にきたら3番隊をはじめから発動させるのである。いろいろ自分なりに工夫すればよい。
②文法力
これはまず中学校英文法力があれば、まず大丈である。これがしっかりしていない場合ほ対処法があるが、中学校の英文法問題集をしつこくやり直すのがメインで詳しくは省略す。
まず、参考書を用意しよう。辞書代わりになるものが必要である。
数研 基礎からの総合英語
英文法解説 江川 参考まで上に上げた。
次に、問題集を用意する。
基礎;旺文社 必修英文法問題精講
旺文社 基礎英文法問題精講
そして、この問題集をしっかりやればよい。やり方はコツがある。まず問題集の各章に対応して、参考書の章をざっと読む。。そのあと、問題集を解く。解きながら、問題集の解説が弱い所を参考書でチェックする。アンダーラインを引くのも良い。わからないところはなくすことである。章が終わったら、ま参考書の章をざっと通せば完璧である。これで、上記の問題集を2,3回繰り返し基本を叩き込む。演習不足と感じる人は
桐原書店 実践演習 基礎 英文法
桐原書店 実践演習 標準 英文法
桐原書店 実践演習 完成 英文法
その後、標準、応用力養成である。
桐原書店 頻出英文法語法問題1000
その後は入試問題演習にしかないのであるが、上記の問題集を全部仕上げても、わからない問題もある。しかし。センスは磨かれているので、なんとなく正解できるようになる。この後は、問題集よりは私立の入試問題を行う。
③構文把握力
受験英語の長文を読むには、まず、難しい文法やイデイオムを用いた二三行の長い文をしっかり直訳する能力;構文把握力が必須である。これを鍛える前提条件としては、ある程度①単語熟語力語彙力②文法力があることなので、まずこれを鍛えよう。
構文把握力の演習の定番は
旺文社 基礎 英文問題精講
この本は、前半で受験に必要な構文把握力を解説し、後半は段落毎に読む場合のノウハウを漏れなく説明しているし、他に練習問題も豊富である。
やり方としては、問題文をまず、解説してある語彙を参考にしながら、全て和訳してノートに書く。そして、解答の訳と照らし合わせる。また、構文がわかりにくい文章は文の構造図を書いて理解しよう。本の解説にも構造図が書いてあるので参考にするとよい。
この地道な作業を続けることである。それと、同時並行して、この本専用の単語熟語集を作成することだ。この本で受験語彙力が相当鍛えられる。辞書で調べなくて済むように、下段に詳しい解説がのっているので、時間はかからない。Z会の速読英単語より、こっちの方が優れている。 構文把握力はこの本で十分である。この本をしっかり仕上げて、1回ざっと復習すれば、もう受験長文読解に入って良い。
④長文読解力
これは、正直言って、量をこなすしかない。逆に言えば、長文を毎日読めば、①語彙力②文法力③構文把握力がある程度しっかりしていると、3ヶ月で国立二次レベル、もう3ヶ月で私立難関大レベルまで読めるのである。
週に最低3回、30分で解ける英語の問題をやることだ。市販の問題集もよいが、入試問題を旺文社、大学入試問題詳解、英語国立年度版で解く。
モデルとしては、国立の長文問題を一問やるのである。もちろん、単語帳をつける。さらに、余裕がある人は旺文社、大学入試問題詳解、英語私立各年度版にトライする。
段落読み、パラグラフリーデング法、速読飛ばし読みとか、いろんな手法があるが、読む早さは上記の方法がよいし、これは現代国語の章で述べた通り、読む量がある程度達すると、急に視界が開けるように、読めるようになるから心配ない。また、この読解鍛錬で鍛えておけば、読む速度は早くしかも理解も早いので、センターでも時間が稼げて、文法問題をじっくりやれるので高得点取れるようになる。
⑤英作文力
語彙力、文法力、読解力がついてからで十分間に合うので、そんなに慌てなくてもよい。
また、出版されている本の解答はネイティブやプロの書いた文章であるから、あまり参考にならない。ポイントは自分の知っている単語熟語で間違いのない文、文法的に正しい文を書くことである。背伸びしてかっこいい文を書こうとしないことだ。採点する方はスペルミス、文法ミスをから減点し、最後に文全体が問題文を表現しているか見るからだ。問題文を自分なりにアレンジして易しい日本語の文章にしてから英作をするだけだ。
ただ、入試問題は難しいところは単語力がないといけないので、多くの入試問題にあたり、専用の単語帳を作ることも重要である。
とは言っても、基本例文力、単語力は重要になるのでZ会、英作文のトレーニングシリーズなどで、地道トレーニングしよう。あとは、入試問題を解く。志望校を中心にレベル上、下を織り混ぜ書く。そして、書いた文章を英語の先生にチャックしてもらう。この積み重ねである。
身近に添削できる先生がいない場合は不利になるので、日頃から学校の英語の先生とは仲良くなっておくか、英語の塾に行って特別に指導してもらう。
⑥ヒアリング力
これはセンター対策が主になる。日本人の場合、海外にいって、英語漬けの日々で1000時間集中して連続して英語を聞いていれば、大体わかるようになるという話しを読んだことがある。
確かに、中学校英文法がしっかりしていれば、アメリカに渡って生活して、英語がペラペラになっていく人は数あまたである。
しかし、受験生にとってはそんなに時間はない。いかに効率よくやるかだ。できれば、毎日15分、英語のテープを休み時間や通学時に流して聞く習慣をつける。毎日10分でもよい。そして、週3回集中して30分は、わからないところは繰り返しながら、時には英文をまるごと書いて、自分の弱点を強化する。
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